理事長挨拶
令和6年3月をもって、大谷田団地診療所の院長職を退き後進に道を譲ることになりました。これまで約40年に渡りかかりつけ医として診療させていただき、老若男女様々な疾患に対応して参りました。今では開院以来3、4世代に渡り通われるご家庭もございます。さて、時代は移り変わり本邦では未曾有の高齢化社会が訪れています。高齢者医療ニーズの拡大は、当院の位置する足立区や隣接する葛飾区でも同様であり、近年の大谷田団地周辺では介護サービス事業の拡大が著しいです。当院もこのような地域の医療を取り巻く社会的背景に対し、外来および在宅診療を通じて、今まで以上に寄り添っていきたいと考えております。この度の診療所のリニューアルに伴いまして、高齢者治療において重要なターゲットの一つである心臓血管病に関わる診療機能を追加する予定でおりますので、近隣の皆様の健康により一層貢献できますと幸いです。
理事長 中西 弘和
院長挨拶
皆様初めまして。令和6年4月より大谷田団地診療所を継承させていただきました。
渡邉一平と申します。専門は循環器内科で高血圧症、脂質代謝異常症、糖尿病など生活習慣病への介入をはじめ、狭心症や心不全、不整脈といった急激に生命を脅かしうる心血管病の早期診断および治療に尽力いたします。私はこれまで日米において臓器連関について研究を重ねて参りました。臓器連関とは、例えば心臓病と腎臓病が違いに悪影響を与え進行するような状態を示します。循環器診療においては、慢性的に進行する動脈硬化症が脳や腎臓などにも障害を及ぼすことが度々ありますので、局所のみを見る事なく、全身の健康を見据えた医療を提供し、地域の皆様の信頼に応える所存です。また、これまでどおり地域医療の入り口として、プライマリケアに従事するとともに、健康診断やワクチン接種などの予防医学の発展にも努めます。地域の高次医療機関と密に連携することで、系統だった医療の一翼を引き続き担って参りますので、何卒宜しくお願い致します。
院長 渡邉 一平
略歴
- 2007年
- 東邦大学医学部医学科卒業
- 2009年
- 東邦大学医療センター大森病院 循環器内科
- 2013年
- 東邦大学医学部医学科 医学博士課程修了(臨床検査医学)
- 2016~2018年
- 三郷中央総合病院 循環器内科
- 2019年
- 東邦大学医療センター大森病院 救命救急センター
- 2020~2022年
- 米国オハイオ州 Case Western Reserve University Cardiovascular Research Institute Research scholar
- 2022年
- 日本循環器学会ガイドライン作成協力員(安定型冠動脈疾患の診断と治療)
- 2022~2023年
- 都内大手プライマリケアクリニックおよび訪問診療クリニック勤務
資格
- 医学博士
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本内科学会認定医
- 心血管カテーテル治療認定医
- 米国医師資格
所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本心血管インターベンション治療学会